【VR事例解説】VR(仮想現実)向け360度カメラ活用のVR制作サービスをピクセラが2016年開始!

ピクセラのVR制作ソリューション

日本企業がVR(仮想現実)の制作サービスに乗り出しました。

株式会社ピクセラが、アメリカの360度撮影カメラを開発するベンチャーSphericam社と提携し、パノラマVRカメラで撮影した映像を用いたワンストップ・ソリューションを2016年春から開始すると発表しました。

2016年のOculus Riftの一般発売などVR元年と呼ばれる年に、日本企業も本腰を入れ始めたといえるでしょう。

VR(仮想現実)コンテンツの撮影〜配信までトータルソリューションに

ピクセラのVRトータルソリューション

いままで特殊な技術であったVR(仮想現実)コンテンツの制作から、その配信までをトータルでサポートするサービスを打ち出すことで、観光やエンターテイメントなど幅広い分野でのシェアを拡大する意図でしょう。

制作から配信まで行うことで、全体的なコストパフォーマンスの向上と、クライアントニーズを捉えたVR(仮想現実)コンテンツ制作の急先鋒となるかもしれません。

VR撮影用カメラ「スフィアカム2(Sphericam 2)」の国内発売も決定!

「スフィアカム2(Sphericam 2)」国内発売決定

また、今回のニュースでは、4K60fpsでの撮影が可能なVR(仮想現実)用360度カメラ「スフィアカム2(Sphericam 2)」の国内発売も決定したということです。

GoProも360度撮影用のアタッチメントの発表で本格的になってきているVR(仮想現実)市場ですが、国内でいち早くピクセラが360度VR撮影用カメラを打ち出したことで、アーリー層の取り込みと実績づくりを狙いとした国内VR市場のシェア獲得に一歩前進したといえると思います。

ついにVR業界へ!GoPro16台で一気に360度ムービーが撮影できる専用リグが発表される!

2015.10.14

VRの課題はユーザの”飽き”。トータルソリューションでどこまで出来るか?

VRコンテンツをTVとして放映可能になる

ここからは、筆者の個人的な意見なのですが、VR(仮想現実)コンテンツの最大の課題は、コンテンツの飽きをどこまでなくすことが出来るかに尽きると思います。

もちろんVR(仮想現実)自体が、インパクトのあるコンテンツであることは間違いないのですが、そうは言っても単なる映像にすぎないという側面も持ち合わせています。

トータルソリューションの料金プランは未発表であるので一概にいえませんが、仮に高額で制作し専用のハードウェアを揃えたのにも関わらず、一度しか体験しないで終わってしまったり、インタラクティブ性がない場合に面白みにかけたりなど、ユーザーに本当に響くコンテンツづくりを意識しないと、ただの打ち上げ花火的な施策になってしまいます。

現時点では、いち早く取り入れることで話題づくりはできる環境ですが、いまや当たり前になったAR(拡張現実)技術も同様の課題を抱えています。

ですので、今回のVR(仮想現実)制作トータルソリューションにおいては、

  • VR(仮想現実)制作コストがどの程度安価になるか?(現状数百万〜になる場合が多い)
  • ハードウェアのコストがどの程度安価になるか?
  • 運用コストがどの程度かかるのか?
  • 操作できるようなインタラクティブ性がどの程度カスタマイズできるのか?

という所が非常に気になるところです。

正直つくるだけであれば、日本国内の制作プロダクションでも十分対応できるので、コスト感やサポート体制が大事になるでしょう。

国内でもVR(仮想現実)事例がどんどん増えていくことと、それに伴う制作ソリューションはこれからも続々リリースされると思います。ぜひ注目していきたいですね!


ABOUTこの記事をかいた人

タカハシリョウ

1988年生まれ。2011年に独立、最先端技術からアナログ技術を結ぶクリエイティブを提案。主な事例として、サンシャイン水族館「ペンギンナビ」においては、カンヌライオンズ(旧:カンヌ広告祭)での最高賞であるゴールド受賞。 その他に、朝日新聞AR広告プロジェクト、スターバックス・コーヒージャパン 「清川あさみコラボキャンペーン」、HISプロモーションJリーグ様「ヤマザキナビスコカップ2012ARプロモーション」、積水ハウスARプロモーション、サンライズ ガンダム35周年「ガンダムUC」プロモーション、松竹「クロユリ団地」公開記念プロモーション等、多数のプロモーションを手がける。 【受賞歴】 Cannes Lions 2013,2014 - Gold / Silver /Bronze ADFEST 2014 – Silver LOTUS Spikes Asia 2013 – Silver