【AR事例解説】IKEAみたいなARが簡単に!3DAR家具カタログの海外プラットフォーム「intiaro」が気になる

スキマに入るかチェックも出来ます。

家具のAR(拡張現実)といえば、とても有名なIKEAのAR(拡張現実)カタログの事例があります。AR(拡張現実)の活用事例というと、大体どこにでも出てくる有名な事例です。

【AR事例】AR(拡張現実)を使ったインテリア関連プロモーション3選

2015.02.12

このIKEAのカタログは自社製品をAR(拡張現実)で自宅でシミュレートできるものでしたが、ポーランドにはこのARカタログをプラットフォーム化して、簡単に家具やインテリアメーカーが利用できるようなサービスがあります。その名も「intiaro」。

日本でも分野や切り口を変えれば、まだまだ需要がありそうなこのサービスをチェックしてみましょう。

家具の3Dシミュレーションができる基本的なARサービス

こちらの「intiaro」は、基本的にはよくある3DARと同じような機能があります。スマートフォンやタブレット端末に専用のアプリをインストールすることで使えるようです。

AR専用マーカーを床に配置

アプリが読み込むために専用のマーカーを配置します。

サービスの内容の詳細はわかりませんが、おそらく企業の個別のパンフレットなどをマーカーにしてカスタマイズできるようになっているのではと推測できます。

体験者はARで見たい家具を選択

そして、体験者はメニュー画面から見たい家具をタップで選択します。

いろいろな種類をメニューから選ぶことができるので、色々と試してみたくなるような動線設計になっているのはいいですね。

ARで家具が表示される。

そして、選んだソファが3DでAR(拡張現実)上で表示されます。

おそらくマーカーのサイズは固定だと思われるので、実寸大に表示することは容易にできるため、シュミレーターとしては精度の高いものになっているはずです。

スキマに入るかチェックも出来ます。

あとは、なかなか寸法がわかりづらい、家具と家具の間に入るかどうか、という購入希望者の細かいニーズにも、AR(拡張現実)で実寸大に表示できることは大変メリットだといえます。

大きな家具については、買った後にいざ置いてみようとしたらスペースが足りなくて入らない、といった通販での家具購入のカスタマーサポートとしては大いにメリットになるでしょう。

複数の家具をAR上に配置することもできるらしい

また、これはいいな!と思ったのは、複数の家具を配置して画面上でタップしながら操作すると、コーディネートのシミュレーションができるという点です。

この点は非常に嬉しく、また体験者にとってもとても楽しい体験になるため、AR(拡張現実)のメリットを最大限に活かせる部分かと思います。

そして、気にいればシェアボタンもあるため、例えばこんなのどうかな?と友人や家族にワンボタンでシェアすることもできるため、単なる通販とは差別化できる点はメリットですね。

サービス内容もさることながら、ビジネスモデルも参考になる

と、ここまで書いてきた内容は、あまり新しくはありません。技術的にも3DARは既にありふれていますし、より高精細なAR(拡張現実)であれば、先日のMagic Leapの衝撃のほうが強いですよね。

最新AR技術のデモ!噂のMagic Leapが"合成ではない"動画を公開!

2015.10.26

ただ、この「intiaro」の良い点は、AR(拡張現実)での3Dモデル表示という一般的には難しい技術の部分をプラットフォーム化してビジネスとしているところです。

ビジネスアカウントがあり参考になる

「intiaro」のサイトには、For Businessというページがあり、企業側がこのプラットフォームに登録するページが用意されているので、3D家具シミュレータを自社で開発するよりも安く、このプラットフォームに乗せることが出来るというわけです。

まとめ

このようなプラットフォームは、実はあまり日本国内でも目立つところはありません。自社でAR(拡張現実)カタログを発行していたり、プロモーションでAR(拡張現実)を活用するところはあっても、横断的なB to B 向けARプラットフォームソリューションは未開拓となっています。

これはビジネス的にも美味しいですし、まだまだ分野の拡大が見込める市場だと思います。

特に客単価が高い商材や、B to B向けの数百万円があたりまえ、といった商材を扱う場合、意思決定のツールとして、このようなAR(拡張現実)のインパクトはまだまだあると思います。筆者の独断ですが、

  • 家具、インテリア、エクステリアなど住宅関連
  • オフィス機器、業務用機材、什器、パーティションなどのオフィス関連
  • 建築デザイン、空間デザインなどの商業デザイン関連

など、既存では現地にもっていけないほど大きい、重いものや、完成しないと視覚化できないものについては、特化したARプラットフォームを作ることで、一定のビジネス規模を生み出す事ができると思っています。(もちろん、コストや使い勝手が一番になってくる手前、サービスローンチ前の設計は慎重にやったほうが良いと思いますが…)

ぜひプロモーションやイベントなどといった集客ツールとしてだけでなく、これまでのアナログ媒体に付加価値をつけるという視点からAR(拡張現実)の活用を探っていくという方向もアイデアのひとつとして活用してみてください。